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サードプレイス

  せわしない日常から離れて、心をリフレッシュするための場所をサードプレイスというらしい。それは家でもなく職場でもない「第3の場所」。ちなみに、レイ・オルデンバーグというアメリカの社会学者が提唱した言葉だそうだが、特段、真新しい感覚はない。それもそのはず、映画であったり、旅行であったり、我々人間は日々の忙しさから抜け出し、気持ちをリセットすることは往々にあるものだ。

  私の場合のサードプレイスは「海」である。それは、海岸線をドライブすることでもなく、海の家でまったりすることでもない。「海に潜ること」である。生物の起源である海洋に帰することは、人間のDNAに刷り込まれた、本能的なものなのだろうか。

  趣味の1つである、水中カメラ。広角で撮ると、様々な水中生物の群生態を見ることができ、マクロ(接写・近接)で撮ると彼らの個としての息づかいを感じ取ることができる。

  
ケラマブルー(慶良間諸島)

 

 

クロシオイロウミウシ(波照間島)

 

 

青の洞窟(ニューカレドニア)

 

 

昼寝中のアオウミガメ(モルディブ)

 


 そして、思う。

 「なんて、些細なことで悩んでいたのだろう」

  「こんな小さな生き物でも懸命に生きている」

 実際のところ、リフレッシュではなく、それは現実逃避なのかもしれない。
 ただ、現実逃避と聞くと、消極的なイメージを連想させるが、「目の前の困難を乗り切るための助走期間」であるならば、それは必要不可欠なことだと思う。と、都合よく偉そうに書いてみる。

 (SH)