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05. Here comes the sun

3月1日(木)、東京に春一番が吹き荒れ、冬の空気が春にかわりました。翌日の2日(金)から4日(日)にかけてポカポカの春の日差しがあふれます、とお天気キャスタが何度も笑顔をふりまいています。そういうことであれば、週末は街にはいられません。花を探しに、郊外の山に出かけます。今回のお目当ては、フクジュソウです。

電車やバスを乗り継いで、山間の集落から歩き始めます。すると、明るい畑や、日当たりのよい土手や、日差しあふれる南向きの斜面に、金色のフクジュソウが見つかります。フクジュソウは、スプリング・エフェメラルと呼ばれる早春の花の一つです。スプリング・エフェメラルとは、直訳すれば「春の儚いもの」のことで、そのせいか、ポツンと一つだけ咲いている花はたよりなく、明日にも消えてしまいそうです。

 

スプリング・エフェメラル

 

ところが、群れをなして咲くこの花が見ると、太陽に向かって、春の訪れを高らかにうたっているようです。そして、気がつくと、自分も、ビートルズの「Here comes the sun」を口ずさんでいます。

 

どの花も太陽を向いて、斜面を黄色に染める

 

1年の始まりは1月ですが、大昔は3月だったという話を聞いたことがあります。私は、黄色や白の花が一斉に咲き始める3月が、1年の始まりにふさわしいと思います。ちなみに、弊社の場合、会計年度は4月スタートですが、業務上の実質的なキックオフは3月です。山野に新しい春がめぐってきたように、弊社にも、Here comes the sun、新しい年の仕事がスタートしました。そして、フクジュソウ(福寿草)の名前にあやかって、今年も良い年でありますように。

(社長)

 

 

おまけの写真です。

 

青空を背に、満開のマンサクの花(山頂にて)