HOME  >  日々雑感一覧  >  社長の日々雑感  >  02. よく探すと見つかりそうな所

02. よく探すと見つかりそうな所

最低気温が0℃近くまで下がった日曜日、ドーンと快晴の空が広がり、フラリと近くの山に出かけます。バス通りから右へ折れ、小川沿いの遊歩道を歩きます。風はなくポカポカで、心も体もユルユルになりますが、暗い林に入るとブルッとします。それもそのはず、ベットリと霜が落ち葉に残り、手に取ると、ツンと冷たさが伝わってきます。花はありませんが、足元の草むらがあやしい。アチコチ目を凝らすと…、ホラ、ホラありました。ジャノヒゲの実です。丸い大きさといい、光沢のある青といい、宝石のようですね。

 ジャノヒゲ

青い宝石、ジャノヒゲの実

林を抜け集落に入ります。2年前の年末、埼玉の山里でフキノトウを見た記憶が、フーッと浮かんできます。ジーッと道端をスキャンしながら歩みを進めると、民家の軒先を借りるように、フキノトウが3株、ソッと顔をだしています。

 フキノトウ

民家の軒先を借りて、フキノトウ

探しものは、見つかりそうな所を一所懸命に探すと見つかるものです。しかし、見つかりそうもない所をむやみに探しても、なかなか見つかりません。ある程度の確度で何かを見つけるには、最初に見つかりそうな所を探し出すことが不可欠です。この点は仕事にも応用できそうです。ある課題の解決策を見つけたい場合、見つかる可能性の高い所(人、方法など)を見極めなくてはなりません。それが決まれば、後は、あきらめずに探し続けます。一所懸命に、見つけ出す方法を疑うことなく。

(社長)