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01. 真冬を前に春始まる

昨年暮れ、朝からよく晴れた日に近くの山に出かけました。駅から歩き始めて街中を抜けると、畑が広がります。日当たりがいいので、もしかして、と思い、畑の土手を念入りに探してみると、一つの株に小さなピンク色の花を5つほどつけた「ホトケノザ」を見つけました。土手を端から端まで探してみると、花をつけているホトケノザが5株ほど、そして、「オオイヌノフグリ」のかわいらしい淡い青色の花が一つだけ見つかりました。

ホトケノザ

春の盛りになれば、「ヒメオドリコソウ」も加わって、ピンクや青の小さな花が、この土手を埋め尽くすことでしょう。しかし、まだ12月末だというのに、もう春の花が咲き始めています。不思議ですね、冬本番はこれからなのに、ひっそりと春はすでに始まっているということです。

畑を過ぎると程なく山道に入ります。冬枯れの林を上り詰めると、光あふれる青空を背に、真っ白な富士の眺めのおもてなしです。さあて、2018年はどんな年になるのでしょうか。2020年にはセンター試験に代わる大規模テストが始まり、高大接続改革の本番を迎えます。しかし、そんな中、多くの人が気づかないうちに「ホトケノザ」が咲き始めているかもしれません。大きな変化につながる小さな変化を見落とさないようにしなくてはなりませんね。

富士の眺めでおもてなし

(社長)