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――はじめに―― 

 

 名古屋大学名誉教授の野口裕之先生はIRT(項目応答理論と呼ばれるテスト理論)の研究者であり、ハピラル・テストソリューションズのアカデミック・リサーチ・フェローとして、当社のテストの作成や分析の業務を長年にわたってサポートしてくださっています。

 

 そのサポートの一つとして、毎年、当社の社員のためにテスト理論に関するゼミを開催してくださっているということがあります。これは、テストの作成や分析を行うためには、社員がテスト理論を理解することが不可欠である、と当社は考えているからです。 

 

 テスト理論に関するゼミと聞くと、なんとなく難しそうなイメージがあるかもしれませんが、先生の講義は決して堅苦しいものではありません。海外の大学や研究機関にVisiting Scholarとして滞在したり訪問したりした時の驚きや感想、苦労など、これまで先生が出会った個性的な学者の紹介、日本と外国とのテストをめぐる文化の違い、さらには先生の趣味である鉄道の話など、専門的で難しい話が苦手な社員のみんなも、話の面白さについ引き込まれてしまいます。 

 

 そこで、先生の楽しいお話をハピラルのホームページをご覧になる方にも紹介したいので、文章にまとめていただけないかとお願いしたところ、有り難いことにご快諾いただけました。このコーナーでは、テスト理論の話題に限定せずに、先生が体験したことや日頃思っていることなどを自由に執筆していただきます。 

 

 ただし、今でも現役の研究者でいらっしゃる先生は研究でとてもお忙しく、なかなか執筆に時間がとれません。あくまでも、このコーナーは、先生に時間の余裕が出来たときに、思ったことを自由にまとめていただく不定期連載ということでご了承ください。

 

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