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社長挨拶

2020年に始まる「大学入学共通テスト(新テスト)」において、残念ながら、IRT(項目反応理論、または、項目応答理論)が使われることはないようです。しかし、この度の「高大接続改革」の検討の場でIRTが取り上げられたことで、以前に比べれば世に中に知られるようになったのではないでしょうか。弊社に対するお問い合わせも、「IRTとは何か?」から「IRTを使うテストを開発するには、どうすればいいのか」に変わってきています。

すべてのテストにIRTを使うべきだというのは乱暴な考え方ですが、個人の学力伸長を客観的に把握したり、複数回のテストにおいて合理的に評価基準をそろえたり、といった場面ではIRTは有力な技術になりえます。その際、複数の異なるテストで使うことのできる測定尺度(=「共通尺度」)が必要です。「共通尺度」の開発において、IRTは強力な技術として使うことができるのです。

弊社は、IRTを含むテスト理論の専門家の協力のもと、IRTを使う「共通尺度」の研究開発に取り組んでまいりました。「共通尺度」の開発にご興味やご関心のおありの方は、ご遠慮なく、いつでもお声掛けください。弊社は、引き続きテストのあるべき姿を追究し、お客様のご要望に応えてまいります。

 

株式会社ハピラル・テストソリューションズ
代表取締役社長 別府 正彦